S E R G E G A I N S B O U R G ◆biography 1928年4月2日、パリのロシア系ユダヤ人の家庭に生まれる。本名ルシアン・ギンスブルグ。 建築や絵の勉強をしていたが、画家への夢を断念。やがて、キャバレーのミュージカルでピアノ伴奏を始め、自分もステージで歌うようになる。58年に「リラの門の切符切り」でデビュー、1stアルバムを制作する。 59年、ブリジット・バルドーと出会い、二人の仲はスキャンダルに。60年『唇によだれ』の音楽制作が世に認められ、61年から年に1枚のペースでアルバムを発表する。65年、フランスギャルの「夢見るシャンソン人形」(作詞・作曲)でセルジュ・ゲンズブールの名が世に知れ渡ることになる。 68年、映画「スローガン」で共演のジェーン・バーキンと出逢い意気統合。公私共にパートナーに。69年には二人でレコーディングした「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」をリリースした(この曲はもともとバルドーのために作られたものだった)。この曲は世界中にスキャンダルな話題を振りまき、イギリスのBBCは放送禁止処分にした。だが、ヨーロッパでは軒並みNo.1、アメリカでも50位くらいに入るという大ヒットを記録した。76年には同名の映画も撮られている。 70年代末に別れた後も、ジェーンのアルバムの作詞・作曲はすべて手掛けた。また、ブリジット・バルドー、ジュリエット・グレコ、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジャンヌ・モロー、イザベル・アジャーニなどに曲を提供し、シンガーとしての魅力と可能性を開花させた。その他、映画音楽も数多く手がけている。 91年3月2日、心臓発作で死去。63歳。 ◆ d i s c o g r a p h y 1958 「第1面のシャンソン」Du Chant a la Une! 1959 「NO.2」 1961 「驚嘆のセルジュ・ゲンスブール」L'Etonnant Serge Gainsbourg 1962 「NO.4」 1963 「コンフィデンシャル」Gainsbourg Confidentiel 1965 「ゲンスブール・パーカッションズ」Gainsbourg Percussions 1966 「イニシャルB.B.」Initials B.B. 1969 「ジェーン&セルジュ」 1971 「メロディ・ネルソンの物語」Histoire de Melody Nelson 1973 「ゲンスブール版女性飼育論」Vue De L'exterieur 1974 「第四帝国の白昼夢」Rock Around the Bunker 1976 「くたばれキャベツ野郎」L'Homme a Tete DeChou 1979 「フライ・トゥ・ジャマイカ」Aux Armes et Cetera 1981 「星からの悪い知らせ」Mauvaises Nouvelles Des Etoiles 1984 「ラヴ・オン・ザ・ビート」Love on the Beat 1987 「囚われ者」Your under Arrest 2001 「ゲンスブール・フォーエヴァー」Gainsbourg...FOREVER 2001 「ゲンスブール・トリビュー ト」Pop Sessions 2001 「エレクトロニカ・ゲンスブール」I♥Serge - Electronicagainsbourg - ◆ s o u n d t r u c k 1966 『アンナ』オリジナル・サウンドトラック 1976 『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』オリジナル・サウンドトラック 1977 『マダム・クロード』オリジナル・サウンドトラック ◆ f i l m o g r a p h y 1959 「唇によだれ」 L' EAU A LA BOUCHE (音楽) 1966 「アンナ」 ANNA (作詞/作曲/出演) 1966 「ザ・スパイ」 LES ESPIONS (音楽) 1967 「ふたりだけの夜明け」 VIVRE LA NUIT (出演) 1967 「恋のマノン」 MANON 70 (音楽) 1968 「ミスター・フリーダム」 MISTER FREEDOM (音楽/出演) 1968 「スローガン」 SLOGAN (音楽/出演) 1968 「パリ大捜査網」 LE PACHA (音楽) 1969 「ガラスの墓標」 CANNABIS (音楽/出演) 1969 「カトマンズの恋人」 LES CHEMINS DE KATHMANDOU (音楽/出演) 1970 「ジャン・ギャバン/ドン」 LA HORSE (音楽) 1970 「コマンドG戦略」 GOLD ROBBERS (出演) 1973 「ジェーン・バーキン in ヴェルヴェットの森」 LA MORTE NEGLI OCCHI DEL GATTO (出演) 1974 「マドモアゼル a Go Go」 TROP JOLIES POUR ETRE HONNETES OU 4 SOURIS POUR UN HOLD-UP (音楽/出演) 1976 「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」 JE T'AIME MOI NON PLUS (監督/脚本/音楽) 1977 「マダム・クロード」 MADAME CLAUDE (音楽) 1977 「さよならエマニエル夫人」 GOOD-BYE, EMMANUELLE (音楽) 1978 「レ・ブロンゼ/日焼けした連中」 LES BRONZES (主題歌) 1980 「レ・ブロンゼ/スキーに行く」 LES BLONZES FONT DU SKI (主題歌) 1979 「メランコリー・ベビー」 MELANCHOLY BABY (音楽) 1984 「赤道」 EQUATEUR (監督/脚本/音楽) 1985 「モード・イン・フランス」 MODE IN FRANCE (音楽/ナレーション) 1986 「タキシード」 TENUE DE SOIREE (音楽) 1986 「シャルロット・フォー・エヴァー」 CHARLOTTE FOR EVER (監督/脚本/音楽/出演) 1988 「夜のめぐり逢い」 DROLE D'ENDROIT POUR UNE RENCONTRE (音楽) 1990 「スタン・ザ・フラッシャー」 STAN THE FLASHER (監督/脚本/音楽) 1993 「B.B.オン・シャンソン」 B.B. EN CHANSON (出演) 1995 「エリザ」 ELISA (音楽) 年代など、かなりあやふやです…。 ▲BACK TO TOP |